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2006年11月28日 (火)

21世紀の広告。

Book_1 今月発刊されたばかりの「広告内視鏡」と言う本を読んでみた。
著者は広告界の第一人者、梶祐輔さん。私が新卒で入社した(株)日本デザインセンターの(現在は)最高顧問です。当時、上司たちからは"頭の堅い方"と聞いていたけど(笑)、この時期に何を語られるの?という期待が少しありました。

ただし広告といっても、ご本人はコピーライター出身。あくまで広告クリエイティブの話です。
大きく二本柱で、
<1>今までの商品広告ではもう売れない。すぐに反応が見える通販広告などを更に発展させた、ダイレクト・レスポンス広告の出現に期待。
<2>質の高い企業広告をしても、なぜその企業のTOPや投資家は興味を示さないのか?それなら、企業価値を示す「IR広告」と「企業広告」との合体を提案すべき。

こんな単純に要約してはいけないが、それより考えさせられたのは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオしか広告媒体がない時代の延長線上で未来を語っていること。

今や、CMが頑張っているくらいで、マス広告の力そのものは弱まりつつあるのでは?なぜならマスコミ本体が不信でヤバイのだから。
例えば、ネットの情報が口コミレベルで広まり、あるイベントに参加した人はその場で携帯電話で物を買ってしまう。消費者の商品を選ぶ手段が多様化し、「広告=既存のマスメディア」を一度外して考えるべきでは?

ただしマス広告がなくなりはしないと思うし、言うようにクリエイティブの質と広告効果を疑問視するなら、効果的な広告手法をクライアントに企画提案し、自からその舞台を作ることだってできる。そんな可能性が持てる時代になったと思う。
むしろその可能性が先で、そんなに焦って二十一世紀の広告はこうだ!と宣言する必要があるのだろうか?広告を作る同業者として、考えるべきテーマを与えてくれました。

生意気にも、未来なんてまだ何も見えていない私の読書感。大変失礼しました。m(__)m

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コメント

貴兄の読後感に甚く同感です。
過去のヒトの翳り行く栄光の寂しさを思わずにはいられません。
ああ、無常!

投稿: もとコピーライター | 2006年11月29日 (水) 11:39

もとコピーライターさま、
ありがとうございます。
こんなブログ書いて怒られるかな?と覚悟していましたので、
同感される方がおられると大変うれしいです。

投稿: 塚越誠 | 2006年11月29日 (水) 12:41

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