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2010年3月10日 (水)

井上有一、遺墨展。

井上有一といえば、私が最もあこがれている書家で、私の個人ホームページでも以前から紹介しています。

Inoue_00 これが書だ~!というくらい?スゴイ迫力、とにかく圧倒されます。

今日、(3月10日東京大空襲の日)を挟んで、たった3日間しかやらない。
明日まで、と言うので仕事を抜け出して行ってきました。

Riversidehall 会場は「すみだリバーサイドホール」、立派な建物ですよ!
墨田区に勤務しているとき空襲に遭い、仮死体験をしたそうで、それが人生の一大転機となったらしい。それがこのような独特の作品を生み出していると言えるでしょう。

入場無料。中に入ると言葉も出ないほど素晴らしい!
ウキウキしてきました。また会場の造りが何とも。

Inoue_01 この自画像は代表作であり、コワ~イ!(笑)→
この一枚の絵に彼の書が集約されてるようです。

書いてある言葉がまたスゴイ!
「人生一に金。金金金金。金の為にアクセクする。金有れば女有り。金有れば邸。金有れば権力…(以下略)」
私が持っている資料に書いてあったけど、まさに"命たたきつける筆致"なのです!

Bin_2みんな自由に写真を撮ってる。

私は、この『貧』の字が大好きです。生涯66種類も書いたらしい。
俵万智さんも、「墨なれど血潮の赤を飛び散らす井上有一の"貧"は自画像」と詠んでいる。

Tori 『鳥』が並んでるのも、スゴイ。→
『愛』、『足』…、気に入ったのを撮りまくりました。

Inoue_02_2 ←そして、多字数の作品もメチャクチャ素晴らしい!
気が狂うほど感動してしまいました。

最後にどうしても原画を観たかったのが、『上』。↓

Ue_1_2これは晩年、亡くなる年に書いたそうで、『上』一文字に取り組んだらしい。
3つ並ぶと壮観ですね~!
特に一番左の『上』には、言葉が出ません。

Inoue_102そろそろ帰ろうかと思ったら、お坊さんたちのお経が始まったのです。→
これはビックリ!私も一緒に祈祷しました。

つくづく思いました。

書はその人の生きざまなんです。
生きているそのものが字に現れる。
上手に書こうとか、相手を意識して書く文字は恐らく自分で納得しないでしょう。

ああ~、私も頑張らねば!(^^;ゞ

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