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2011年6月 5日 (日)

書と紙

四国の十川製紙さんから書道半紙を送っていただいて、既に2週間経ち、焦ってます。

というのは、送っていただいた2種類(「桔梗」と「清書半紙」)の紙の特長を生かして、私なりの作品を書いてみます。と、宣言したもので…(笑)

桔梗』は「筆の運びがよく、仕上りの墨色が美しい」と言い、『清書半紙』の方は「コシがあり、にじみが少なく上品な仕上り」。が、特長ということです。

Kanshia_2 1、2文字より、長い文を書いたほうが細かい感触がわかるかな?と、唐詩選から杜審言の七言絶句を、それぞれの紙に、草書(そうしょ)と篆書(てんしょ)で書いてみました。→
遅日園林悲昔游今春花鳥作邊愁(『渡湘江』前半14文字)

このまるで違う2つの書体は、筆の使い方が対照的なので、書きやすいかどうか試すには良いかな?と、私なりに試みたのですが、結果、紙との関係は予測と相反しました。

Kanshib_3 少し黄ばんだ『桔梗』は、単調になりがちの篆書に表情が出て、白色の『清書半紙』の方は、気持ちの思うままに筆が動き、草書が合いました。

筆、墨、紙は書の三要素ですが、良くない紙は書いていてストレスを感じることさえあります。
まあ、良い紙は書いていて気持ちの良いもの、十川製紙様、ありがとうございました。m(__)m

ところでこの詩の作者、杜審言(としんげん)は杜甫の祖父だそうで、才能がありながら傲慢な性格が人に憎まれ、左遷やら島流しやらで波乱万丈だったようです。
さすが、杜甫の才能の裏には先人の艱難辛苦があったのでしょうか?(^^)v

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