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2011年8月23日 (火)

『空海』展へ

正しくは『空海と密教美術展』、東京国立博物館・平成館(7/20~9/25)。

Sign_1 空海と"密教美術展"なので、絵画や仏像が殆んどを占める企画展。
ポスターや看板も仏像の写真ばっかりでちょっと気に入らないけど、会場内はさすが国宝だらけ!

それはそれでためになりましたが、私にとっては、"弘法にも筆のあやまり"や"弘法筆をえらばず"の、弘法大師・空海さんでした。

展示された空海の"書(5件)"はすべて"国宝"。
書状などの真筆が我々に与えるインパクトは、巨大な曼荼羅図や仏像郡と並びます。

Kukai 目玉は、やはり「風信帖」(空海が伝教大師・最澄に宛てた書状)。
実は33年前(昭和53年)に、この国立博物館の特別展『日本の書』で拝観しましたが、当時はお習字を始めたばかりで記憶にもありません。

当時の私には、まさに"猫に小判"でした。(笑)

今日は違う、混んでて目の前で見るのは大変でも、並んでる時のドキドキ感は、恋人と待ち合わせの時のような気持ち…、期待を裏切らずジーンときました、なんとも品が良い!
最澄も字がうまいので、かなり意識して書いた手紙では?と聞いたことがある、本当かどうか?

「風信帖」は、日本人が書道を学ぶときに必ず習う一つですが、空海は書がうまい!で終わっちゃいけない。

一般的には、中国(唐)に渡り写経や当時最先端の中国の書法を会得し日本に伝えたということだけど、唐の大書家、顔真郷の書風に感動したのは間違いない。
それを基に、日本独自の書(和様)を生み出したことは、空海が書の天才であったがゆえ。

後に、日本の最高の発明、"ひらがな"が生まれたのでは、と私は考えています。

つまり空海独自の書は、上手とか、和様というスタイルを作ったというだけでなく、日本の文字文化の根幹を築き上げた?というのが私の持論。

中国から漢字をいただきながら、日本の書は字画に省略が多いのは、「それが日本の文字だ!」と。後の、平安中期の『三蹟』がさらに発展させていくのです。

現在の日本の書道会は明治以来の流れを汲む大御所が逝り、世代交代し、また、現代書分野も自信があるのか?両者とも迷ってる感じがする。

テクニックばかり追う前に、もう一度日本文化の原点に戻ってみる必要があるのでは?

なんて…、
でも、学んで知ることほど楽しいものはないですね。
今は未熟でも、焦らず、リキまず、マイペースで楽しんでます。(^^)v

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