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2015年11月21日 (土)

『一葉祭』へ…「たけくらべ」に見た一葉の天才的文章力。

Photo今日から月曜日(祝日)まで『一葉祭』がスタート
目玉は『たけくらべ』発表120年記念特別展。

展示場の「台東区立一葉記念館」は我が家の隣町(竜泉寺町)にあるのです。

当時を物語るたくさんの展示物に見入りながら、微笑ましい中原淳一の絵、さらに鏑木清方の婦人画もいい。
最高の文学には最高の絵師が似合うわけです。

と同時に、今日感動したのは一葉の天才的な文章力。
これには森鴎外や夏目漱石などが絶賛したという。

Photo_2私は、変体仮名や上品に書かれた筆文字なら読むことが出来るけど、残念ながら場内は撮影禁止、仕方なく帰宅して良い例を探しました。

日本文学ガイドというサイトによると、
文体は、雅俗折衷体(がぞくせっちゅうたい)という明治初期に用いられた小説の一文体だそうで。

Photo_4その一文を例に取ると

廻(まわ)れば大門(おほもん)の見返り柳いと長けれど、
お歯ぐろ溝(どぶ)に灯火(ともしび)うつる三階の騒ぎも手に取る如く、
明けくれなしの車の行来(ゆきゝ)にはかり知られぬ全盛をうらなひて…

こんな調子がずっと続くと、すぐれた描写力と言う以前に文章力がスゴイ!
昔、とっつきにくい文章で読むに至らなかったけど、いま改めて感じました。

Photo_3この美しい日本語の流れと勢いを外国語に翻訳するのは不可能でないか?
翻訳家にも天才が現れないものでしょうか…(笑)

そんな興味を抱いていると、来月(12月23日・祝)に朗読家の八木智子氏による朗読会があるのを知りました。

これは面白そう、またもや新たな好奇心が出ちゃいました。(笑)

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