カテゴリー「歴史」の70件の記事

2017年12月17日 (日)

超アナログ的「干支の早見表」。

来年の干支の文字を色紙に何枚も書いてきましたが、今日はシンプルに「戌(いぬ)」この一文字。

00さて、来年の干支、戊戌(つちのえ・いぬ)に固執しているうちに、私物の資料で見つけたのが下に載せた「干支早見表」です。(少し見やすく改造しましたが…)

検索サイトで「干支早見表」と打ち込むと、ここ百年くらい前からの一覧表が出るだけ。
スマホには良い計算アプリがあったけど、干支からの逆算ができなくて一部不満足。

で、超アナログ的なこの表は面白い。↓

例えば「2018年の干支は?」の場合、
①一番上の表から千の位(2)と、百の位(0)が入っているグループ(C)を見つけ、
②次の表のC欄にある十の位(1)と右欄(8)とが交差したものが答え(戊戌)です。

Photo_5この表では西暦0年(庚申)から2899年(己卯)までわかります。
尤も、自分で計算して表を増やせばさらに遠い未来まで。

逆に、
唐の能書家・顔真卿の書「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」が記された年を調べる。

(そもそもこれを思い出してから干支の書を書き始めたのですが…)

記された年の干支は来年と同じ「戊戌」だから、百の位が想像つけば、あとの年は割り出せます。
①顔真卿は8世紀の人だから、百の位は7でB欄、
②戊戌の欄は一の位が8だから、それをたどって十の位のB欄と交差させると5と解る、結果は758年ですね。

まあ、慣れてくればこれも重宝することになるでしょう。(^_^)v

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2017年10月15日 (日)

昨日のシンポジウムのあとは、ミニ「梁祝会」。

昨日のシンポジウムのあと、我ら3人は本郷三丁目界隈の居酒屋を求めフラフラと。

結局シンポジウムの話題から離れ、ミニ「梁祝会」となりました。(笑)
(写真右端は、渡辺先生が高校教師時代の同僚で、阿久津先生)

301ここで繰り広げられた話題は、私が書いた先日のブログ、「壁に書かれていた王羲之の「姨母帖」と「初月帖」!」について新事実がわかったからです。

このことに渡辺先生も関心を持ち、「上虞祝府の王羲之の書に関して、なぜあそこにあの文字があるのか?」と、現地に質問してくれたのです。

返事:写真の前にある人物は王羲之で、書はその通り王羲之の作品「姨母帖」と「初月帖」です。
それがここにある理由は、祝府テーマパークに芸術的雰囲気を醸し出すためと思います。文の内容は祝英台(チュンインタイ)と関係ありません。とのこと。

Photo_6そうですか、男の人形は祝英台の父親かな?と思ったけど間違えでした。王羲之そのものだったのですね。

ただし私の疑問はもうひとつ、右から3行目の文字「姨母」が、壁の模写では「姨女」になっている件です。

(左が現地資料館の展示物の写真、下の画像は原本の部分アップ)

Photo_8これについても渡辺先生が質問を送ってくださいました。

先方は驚き、さっそく会長および研究者に連絡を取り、分析と見解を求めた結果、なんと資料館側の間違えだそうで、その経緯と理由も伝えてきました。
同時に、指摘をした渡辺先生への敬意と感謝の辞が添えられていたのです。

中国人は一般的に己の否を易々と認めないそうです。しかし、先方のこの謝辞は渡辺明次先生への信頼がいかに厚いかを物語っていると思います。

ところで、祝府の陳秋強会長からこの問題とは別の驚くべき新事実を知らされ、(それは東晋の時代の「書」に纏わることでもあり)、私の好奇心が再燃しました。
あまりに奥深い展開なので、渡辺先生の日本語翻訳文をもとに、後日、改めて紹介させていただくつもりです。(^_^)v

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2017年3月21日 (火)

范冰冰(ファン・ビンビン)の楊貴妃がステキ!

Photo_2先日予告ましたが、中国大使館(中華人民共和国駐日本国大使館)内での映画会、「王朝の女--楊貴妃」へ。
渡辺先生と阿久津先生にも知らせて3人で行って来ました。

Photoあのジョン・ウー監督の名作「レッドクリフ」を思い出すくらいの出来?でビックリ!
韓流や華流映画は役者も下手でダサいと思ってたけど、華流の方は着々とレベルアップしているようですね。

02テンポも良いし迫力もあり、ですが、劇場内を写真撮るわけにいかないので、帰って調べました。

新華網News(日本語)にスチール写真がたくさん公開されています。
これらの写真はそのうちのいくつかですが、楊貴妃を演じた范冰冰(ファン・ビンビン)がステキ!(^^;ゞ →
映画『王朝的女人 楊貴妃』 范氷氷のスチール写真

Photo_3内容は楊貴妃と玄宗皇帝の愛の物語。レコードチャイナでは、チャン・イーモウ監督はファン・ビンビンの演技について、ただ美しいだけのお飾りではなかったことを強調している。

アマゾンでは、発売予定日2017年5月2日の新作DVDの予約販売をしてました

Photo_4楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ(出演:ファン・ビンビン、レオン・ライ )ただいま予約受付中だと。

それにしても今回のは、期待してなかっただけに感動しました。

本日は、案内状をくださった大使館の文化担当書記官である劉さんにお会いできお礼を伝えました。

同時に、こんな企画があればまた是非お誘いください。(^^)v

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2017年1月 2日 (月)

今年も初詣は「素盞雄(スサノオ)神社」。

過去に、門前仲町の深川不動堂や富岡八幡宮、そして品川神社など、引越しするたびに地元の神社を変えてますが、

0301今は、我が地元の氏神様「素盞雄(スサノオ)神社」で初詣。
小さい頃から、『お天王様』と呼んでました。
素盞雄大神と飛鳥大神をご祭神とする、この辺では最大の神社。

Photo_2平安時代からの歴史があり、お神楽もあり、獅子舞も出ます。

我が家からのんびり歩いて約10分、派手さではイマイチだけど隅々に興味深い歴史が残っています。

←そして、暮れに書いた「鶏」を居間に飾り、
さあ!新年の心の準備は完了です。(^^)v

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2016年12月12日 (月)

来春の書道展の準備に入る

来年も4月に練馬区書道連盟の展覧会があるので、年末のうちに準備です。出品サイズは例年と同じ約60×240cm(2×8尺)のつもりだが、今日は小さく半紙に。

Photo_3先ずは何を書くか、それが重要だ(笑)

第一候補に選んだのは、
唐詩選から王維の5言絶句で、題は「班婕好(はんしょうよ)」(婕好とは女官の称号の一つ)

その結びの5文字「花間笑語声」。→

班(女官)は、漢の成帝(酒色に耽る暗愚な為政者)の寵愛を受けた賢女だが、後に、趙飛燕(妹と共に漢の国を傾けた美女)が入内すると、自から天子(皇帝)のもとを離れることに。

この詩は班の嘆きを王維(唐の詩人)が詠ったものだが、内容が面白い。

怪来妝閣閉(閉ざされたままの班の居室をいぶかしく思い)
朝下不相迎(天子の下りに迎えもせぬを不審に思っていると)
総向春園裏(なんと春の庭園に咲き誇る花のかげから)
花間笑語声(楽しげに語り合う笑い声がするではないか)

Dm_2つまり、心を移した天子を迎えようともせず花園で女官たちと遊んでいるのだが、
楽しく騒いでいるようで、実は心のむなしさも含まれているというのです。

この詩には主語が省略されているため、違う解釈が他にもあるようですが…

それはともかく「書」と「詩」と共に歴史を読み解くのも楽しいものですね。(^^;ゞ

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2016年12月 1日 (木)

来年の干支(丁酉)を書くー第2弾、「鶏」「雞」二種類のにわとり。

「来年は丁酉(ひのと・とり)年、鶏(ニワトリ)を書く」の続きです。
今回は、絵文字のような?古き秦の始皇帝時代の篆書(てんしょ)、小篆です。

01先日書いたとおり、鶏は「奚」と「鳥」の他に、旁りが「隹(ふるとり)」もある。

偏の「奚(ケイ・しもべ)」は旧字体ですが、字源はひもで繋ぐ意味なので「飼われた」となり、
旁が「鳥」又は「隹」だと、ニワトリとなるのです。

右のが「奚」へんに「隹」で「雞」ですが、すぐニワトリと読めますか?→

0201日本人が自然に読めるのはこちら、「奚」へんに「鳥」の方でしょう。
←ただ、この書は絵文字を意識しちゃったので、カワイイけど「書作品」としては軽いかな?

まあ、気に入ってくださればどれでもご自由に使ってください。共に新年を祝いましょう。
なんて、気に入る人はいるかしら…?(笑)

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2016年11月29日 (火)

「書」のネクタイを頂いて学んだこと?!

昨夜、中国の方からいただいたネクタイ。
今までにも「書」の勉強になるものをいろいろいただき、それも日本では手に入らないような「書」の本家中国の逸品ばかりでいつも感謝しています。

Photoしかし、今回のはさすがにビックリ→
柄が「書」です!裏のブランドタグには、Confucius Institute headquarters(孔子学院本部)とある。スゴイ!

ところで、これは誰の書か?

うっすら記憶にある筆跡だけど、思い出せなく、先ずは自分の資料を持ち出し、推理しながら調べると!

"勘"が的中、わかりました。

唐時代の能書家、張旭(ちょう・きょく)の書です、間違いない。
さらにネットで元の書を見つけました。「古四帖」の部分(下の写真)

Photo_2張旭は大酒飲みで狂草の創設者。酔うと狂走して草書を大書し、杜甫の詩『飲中八仙歌』に詠まれたことでも名高いそうだ。

狂草といえば一般的には懐素(かい そ)が有名ですが、張旭は「二王(王羲之と王献之)」の書風に異を唱え、書道界に改革の旋風を巻き起こすきっかけとなった。
というので、年上の張旭が狂草では先駆けなのかな?
まあ、張旭の書とわかってスッキリしました~

このネクタイをしていつ、どこで、どなたにお会いしましょうか?(笑)

すぐには思いつきませんが、忘年会でサプライズするのはどうでしょう?それも楽しみです。
ありがとうございました。m(_ _)m

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2016年11月13日 (日)

私が崇める、禅林墨跡。

虚堂智愚、大燈国師(宗峰妙超)、一休宗純、この三高僧の有名な墨跡を並べてみました。禅僧の書は、いわゆる書道家とは違い、技巧を超えた大きなスケール。

Photo_3①虚堂智愚(きどう ちぐ、1185年 - 1269年)は中国・南宋時代の禅僧。その墨跡は張即之の書の影響か?

②大燈国師は、虚堂の孫弟子。開山した大徳寺は茶道と密接な関係にあり、師である虚堂の墨跡は重んじられた。

③一休宗純は、大燈国師を最も尊敬し、虚堂7世の孫にあたると(自称だそうで)。

こういう師弟関係なのですが、書はそれぞれ個性あふれ凄い迫力です!

日本人には一休さんが最も身近でしょう。写真の「諸悪莫作」と「衆善奉行」は書に関わらずとも見たことがある筈、七仏通戒偈の初めの2句だそうで。

私は一休さんが好きで、昔は一休『狂雲集』読み、憧れたものでした。(笑)

Photo_2三人の書の関係を調べると:
一休の書も中世から近世の墨跡の中で特に際立ち、珍重された。
破格といえるその書は、一見しただけでは中国書法とのつながりがほとんど感じられない。しかしそこには、黄庭堅や張即之の書風に虚堂智愚の雑体書風が加味され、さらに宗峰妙超の運筆が見られる。
つまり和様と中国風が合体した無法の書で、近世の墨跡の先駆けとなった。

私も独自の書を切り開く良きヒントになれば、と常に崇めているのです。(^^;ゞ

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2016年11月 9日 (水)

下町まちしるべ:三ノ輪村原宿?!

今朝のウォーキングは、スカイツリーまでの往復1時間コース。
自宅に帰着する寸前の小さな公園の隅っこに、いつ設置されたのか?立て札が。↓

Photoわが町、三ノ輪町のルーツだそうで、字が小さくて読めないでしょうから打ち込みました。

下町まちしるべ【旧三ノ輪町】

「三ノ輪という地名は古く江戸時代以前からあった。
この地は、奥東京湾に突き出た台地の先端部であることから水の鼻(みのはな)といわれ、これがいつしか三ノ輪になったといわれる。
延亨二年(1745)、隅田川の宿場として形成した三ノ輪村原宿が原宿町として独立した
そして明治三年に下谷原宿町となり、同二十四年、下谷原宿町と三ノ輪村が合併して、旧三ノ輪村が誕生した。
昭和初年まで、今は無い音無川にかかる三ノ輪橋があった。
慶応四年に水戸へ去る徳川慶喜は、この橋のたもとで山岡鉄舟らの見送りを受けた。今でも都電の停留所(荒川区)に、その名が残っている。

これは驚き!特に赤字にした部分、全く知らなかった。

ところで、三ノ輪町で検索してみると、愛知県豊橋市三ノ輪町が最初に出るのにはビックリ。地方にも同じ町名があるんですね。(失礼!)

こちらはウェブで見つけたページ、微妙に違うけど大まかには同じ、これも興味深い。

今日はひょんなことから、わが町のルーツを知り、癒されました。(^^)v
※わが町三ノ輪とは:都電の終点駅「三ノ輪橋」、或いは日比谷線三ノ輪駅など。

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2016年7月18日 (月)

新疆・世界文化遺産図鑑

Photo_2先日、主編・小島康誉先生による「刊行記念講演会」の告知をしましたが、その新刊『新疆・世界文化遺産図鑑』(日本僑報出版社刊)を、ゆっくり拝読しました。

新疆ウイグル自治区成立60周年記念祝いで出版された日本語版。

日本の「富岡製糸場と絹産業群」と同時期に世界文化遺産登録された、新疆シルクロードの、キジル千仏洞、スバシ故城、クズルガハ烽火台、交河故城、高昌故城、北庭故城の6遺跡を紹介しています。

大きなカラー写真が魅せてくれる珍しい景色や遺跡など、興味を惹くものばかりです。

しかも、A4版のカラー写真集で、1800円とは安い!(笑)

02←写真は「キジル千仏洞」。
遺跡の概要から歴史と沿革、そしてその価値から遺跡の保護など写真と共に解説しています。

これは大変、新疆ウイグルといっても広い、知らないことがたくさん。

これからじっくり読んで、見て、瞑想に耽ります?いや、楽しみます。

というわけで、良いものは宣伝したくなってしまいました。(^^;ゞ

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