カテゴリー「書籍・雑誌」の393件の記事

2017年10月10日 (火)

白西紳一郎「日中協会」理事長の訃報

亡くなったのが今月8日とのこと、今朝知りました。

毎日新聞の報道:白西紳一郎さん77歳=一般社団法人「日中協会」理事長)8日、大阪市内で死去。

Photo白西さんとは、個人的なお付き合いはありませんが、
日中関連の講演会、記念式典、飲み会など様々なところでお会いしてきたので、勝手に気安くなってました。(笑)

思い出すに、確か池袋の飲み会に一足早く到着した白西さんが「私もとうとう70歳になりました。」と、照れながら挨拶していたのですが、

あれから7年経つのですね。

写真は一昨年の「第4回・日中出版界友好交流会」での懇親会にて。

日中関係における長年のお骨折りに感謝、お疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。<(_ _)>

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2017年10月 8日 (日)

壁に書かれていた王羲之の「姨母帖」と「初月帖」!

梁祝(リャンチュウ)(梁祝愛情故事)は1500年以上昔の東晋(AD317~420)の頃の話。その伝説の真実性を追い、書籍等で日本に伝えた最初の研究者が渡辺明次先生。

Photoそして右の写真は、昨年春に渡辺先生と訪れた(浙江省)上虞市にある「祝家テーマパーク」資料館の展示物。
一瞬、男の人形にドキっとしましたが…(笑)
この地こそ(悲劇のヒロイン)祝英台の生家。手前の人形は父親(叔父かな?)。
それより私は、背面の壁の「書」が気になって写真を撮っておいたのです。

Nishikawanei_2今日は書の研究の一環で、西川寧先生の著書『猗園雑纂(いえんざっさん)』を読み直すと、「晋人の墨蹟」の項の文中に出てきたのが、王羲之の「姨母帖」。(下の画像)↓

02そうだ、思い出した。あの壁の「書」の右半分はこの「姨母帖」の模写でした!
大意は「11月13日、王羲之は叔母の死を礼拝しつつ、悲しみ、途方にくれている」(咸和5年、羲之24歳の時らしい)
しかし、良く見ると、右から3行目の「姨母(おば)」が、壁の書のほうは「姨女」になっている!
ということは、勝手に勘ぐると、(悲劇のヒロイン)英台の死を痛んで「姨女」に代えたのではないかと?
「姨女」なんて言葉は無さそうだけど…、と言って間違えた訳ではないでしょう。

Photo_2←左半分(初月12日…)は、やはり王羲之の初月帖(しょげつじょう)
大意は「本人が病で弱っている近況」(王羲之が官を辞した53歳以降の晩年の書)とか。

王羲之は、真に「梁祝愛情故事」と同じ時代に、この地域に生存していたわけだから、これらはそれを意識して造られたのでしょう。

Photo_5ところで、『猗園雑纂』を読み続けると、24歳の時に書かれたというこの「姨母帖」の書法は、書聖(王羲之)の数々の名筆には見られない当時の流行文字!?

右の写真は、新疆で出土された「李柏尺牘稿」ですが、
李柏という王羲之と同時代で正史にも名のある人の書で、「姨母帖」と同類のところがある最も素晴らしい行書風の一枚。
つまり「姨母帖」を愛するものは、王羲之中年の頃の、古意が多く最も行書風のこの真髄を味得すべきであると。

さすが現代書の巨匠(西川寧先生)、私の書の幅を広げる意味でも良い勉強になりました。(^_^)v

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2017年10月 4日 (水)

「日本語作文コンクール」、1等~3等の入賞者を発表!

Photo
日中交流研究所主催の「第13回・中国人の日本語作文コンクール」の審査が着々と進み、3週間前に、このブログで3等賞以上81名を発表しましたが、第二次審査ではその中から選出された上位21名を採点。

私も採点に加わり、1等賞(6名)と2等賞(15名)の入賞者が確定しました。↓

23_3ただし1等賞の6名の中から、後日、在中国日本大使が自ら採点、最優秀賞(日本大使賞)1名が決まります。
従ってトップ6名の順位は現在未定となっています。

このコンクールは13年目を迎え、日中関係が難しい中でも年々応募数が増え続けてるのはスゴイこと。
さらに審査していて驚くのは彼らの日本語力、完璧に近いので採点するにも疲れます。(笑)

実はこれには、中国で日本語を教えている日本人教師たちの熱意と努力が欠かせません。もちろん中国人教師も同様、先生方の名は入賞者一覧の右側に掲載してあります。→

作品の内容、教師たちの情熱ともに日中間の相互理解に役立っていることは間違いない。また、ただ単にコンクールで盛り上がるだけでなく入賞作品集を刊行しているのも共鳴できます。

最後に、半年にわたる多忙な事務局の方々の頑張りも見逃せません、お疲れ様です。本当にたくさんの方々の賛同と協力で継続ができているのだなあ、と毎年毎年感動です。(^_^)v

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2017年10月 2日 (月)

渡辺明次先生、中国・蘇州に招かれ私の"書"を披露!

写真は先週中国から帰国された渡辺先生、出国前に私が揮毫した"書"(孟姜女口承伝説)をお披露目くださっているところ。

Photo先生が10年前に出した本「孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集」の題名ですが、
このたび蘇州にて「渡辺明次を囲む座談会」が行われ、写真を送っていただきました。

何か、若い女性ばかりですね~!(笑)

下の座談会の写真、正面のスライドには『「中国伝統文化的伝播者」日本学者渡辺明次先生座談会』とあります。

Photo_2確かに、中国伝統文化の伝播者ですね!

でもこの座談会は、渡辺先生のために組まれた分科会であって、
蘇州に招かれた第一の理由は、現代蘇州の口語長編叙事詩『常徳盛』シンポジウムに参加すること。

渡辺先生自らブログに詳しく書かれましたが、
『常徳盛(じょうとくせい)』とは、貧しい農民であった常徳盛氏が築き上げた豊かな理想の農村の話、中国共産党・習近平の新農村運動の一環でその旗手と掲げる。

常徳盛氏は現在74歳、生存中なのに記念館や伝記があり、そのシンポジウムでした。
実は、この伝記を今回渡辺先生を招いた馬漢民氏が書いているのですが、
お二人の関係は私も先日のブログで紹介しました

Photo_3
結局、馬漢民先生は渡辺先生にこの本の日本語翻訳を依頼したそうです。
(蘇州で出版する予定)

ああ、中国人との付き合いは個人と個人の信頼関係を得ることで全てが上手くいくのでしょう。(^_^)v

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2017年9月15日 (金)

今年の日本語作文コンクール、3等賞以上の受賞者を発表!

日中交流研究所主催の「中国人の日本語作文コンクール」は今年で13回目、
今や国やマスコミからも注目、良き評価をされるようになりました。

Photo_5本日、第一次審査の受賞者発表です!

応募者総数4,031名から選ばれた81名が3等賞以上に選出されました。第一次審査員および事務局の方々の例年に劣らぬ膨大な作業、ご苦労さまです。

第二次審査は、この3等賞以上の受賞者から更に選出された21名の作文を採点。私も先月末に採点表を完成させました。

その中から、北京・日本大使館の大使ご自身による審査で最優秀賞(1名)が決定。
詳しくは前回の開催報告を

Photo_6この厳しい審査に勝ち残った最優秀賞(日本大使賞)受賞者への副賞は日本1週間招待。
←その歴代受賞者の訪日記録がこちらに収録してあります。

どなたが最優秀賞をGetされるのかまだわかりませんが、審査をしていて知り得るのは、中国の若者の"生の声"。これぞマスコミなどからは得られない"今の声"でもあります。

02そういえば、第10回「中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞(日本大使賞)を受賞した上海・東華大学の姚儷瑾(よう・れいきん)さんが訪日された歓迎会で、私の書をプレゼントしたこともありました。(笑)→

このようなコンクールは他にもありますが、
受賞作文を作品集として毎回書籍にまとめているのは「日本僑報社」だけのようです。
貴重な記録集として残すことは大切なことと思います。(^^)v

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2017年9月12日 (火)

渡辺明次氏(著・編・訳)の「孟姜女口承伝説集」。

梁祝(リャンチュウ)先生こと渡辺明次先生は、『梁祝愛情伝説』の3部作
ほぼ同時期(2008年)に『孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集』も出版していました。

Kimg0051_2
その題字を頼まれ揮毫し、渡辺先生宅に郵送。本日届いたそうです。↑

Photo「孟姜女」とは「梁祝」と同様、中国では誰でも知っている中国4大愛情故事の一つ。

私も大雑把に拝読しましたが、何と、536ページの分厚い本なのです。→

下の写真は「人民網」に掲載された渡辺先生。

Photo_3この本は、一般に出回っている「孟姜女」物語(愛情悲話)とは違って、渡辺先生が実際に中国各地を足で回り、
物語編、歌謡編、起源に関する論文編、掲示・石碑文編、調査記録編と多方面から真意を探り続けた内容で、単なる昔話本ではない。

Photo_4それが10年近く経った今、この本の前文を書いてくださった、蘇州の馬漢民先生が東京へ資料探しに来日されたのです。つい先月の出来事でした。

訪日の目的は、明代の著名な文学者(蘇州の人)で馮夢竜(ふうむりゅう)の記念館開設準備のため。
そこで渡辺先生は、神田・神保町や国会図書館に同行し資料集めを手伝ったという。

Mokyojyo_2渡辺先生のような日本人特有の丁寧な対応が相手の心を掴んだのでしょう。来週、この馬漢民先生に蘇州に招かれて訪中することになったそうです。
旅費もすべて招待だと!中国人の義理堅さは半端じゃない。(笑)

私も過去の経験で味わったことが幾度かあったので、嬉しいこと。

←ところで、左の書は9年前(2008年)に私が揮毫したものですが、今ながめて見ると当時は北魏の楷書(竜門石窟の碑文などの文字)に凝っていた時代だったな~
などと、懐かしいものです。

今回の書も現地で何らかのお役に立てばと、有意義な旅をお祈りしています。
お気をつけて行ってらっしゃい(^^)v

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2017年9月 9日 (土)

「小津和紙」で手漉きの画仙紙を買う。

Photo_4「小津和紙」は日本橋 和紙の専門店で、創業は何と承応二年(1653年)。
もちろん書道用紙も売っているけど、他の和紙にも書きたくなったので、
久々にお店を覗いて見ました。

ここのホームページを見ればわかるとおり店内を見て回るだけで楽しい。

お店に入るとすぐ、以前から手漉きの実演コーナーがありますが、
その横でお会いしたのがかわいいロボット(NECのペッパーですか?)↓

Photo_2たぶんレンタルでしょうけど、アナログとデジタルがマッチしていて、伝統あるお店にしては"粋"ですね。

美しさに見惚れ、手触りを確かめつつも、結局、手漉きの半切画仙紙を購入してしまいましたが、
今度時間ある時にたっぷり研究しましょう。

さて、梁祝(リャンチュウ)先生でお馴染み、渡辺明次氏のもうひとつの著書「孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集」の題字を頼まれているので、今日はその準備です。

Photo_5これらは中国4大愛情故事の2つで、今年と昨年春に「梁祝」ゆかりの地から招かれたのと同様、
「孟姜女」の地?からも今月下旬に招待されたそうで、私が題字を揮毫したら持って行かれると言うので光栄です。

さあ、明日の日曜日は書道創作タイムを予定に入れました。(^^)v

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2017年9月 2日 (土)

今年も青井聡子さんのお芝居を観に。

お芝居の詳細は1ヶ月前のお知らせ通りですが、あの「梁祝(リャンチュウ)愛情故事」のヒロイン役とは打って変わって手品師役、なぜかチャイナドレスを身に纏って。

Photo 大船から湘南モノレールに乗って1つ目、徒歩3分の小さな芝居小屋。私は3度目となりますが、大劇場とはまるで違ってこれがまた良いのです。
我ら「梁祝会」の渡辺先生はじめ阿久津氏、浦野氏、そして嬉しいことに瀬野(元重慶総領事)さんも見えました。新年会以来です。

Photo_3 今日は午後1時と6時の舞台、8月30日から9月4日までに9回もやるんですね!
写真は午後1時の部が終わって、芝居小屋の前で。

02 皆さんなかなか良い笑顔してます(笑)
さて時間はまだ3時、この後は、大船駅前の居酒屋を予約して待っておられる方がいるのです。9年前、鎌倉で舞台公演を成功裏に収めた「戯曲・梁祝」の作者、古野さんです。

01今年の春に梁祝の本家本元(中国の寧波、上虞)にて「戯曲・梁祝」の一節を演じ
大歓迎されたことは、梁祝ホームページのトップに詳しく掲載してあります。
ゆかりある別の地からも招待の話が来ているとか?

さて、居酒屋に到着。男ばっかり6名の飲み会となりましたが、そんなこんなの情報で中味は濃い。

074_1ところで渡辺先生は、梁祝関連だけでなく「孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集」も出版しているのですが、→
こちらの件でも、中国の別の地域からのお誘いがあるそうで、スゴイ話ばかり。何か次第に盛り上がって来ました。

10年待った甲斐があるというより、それまで地道に活動してきた成果?
というか知らず知らずに、日中友好、相互理解のお役にたっているのかも知れません。(^^)v

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2017年8月26日 (土)

真夏の夜は怖~い落語を聴いて、お酒を飲んで。

MHK朝ドラの「とと姉ちゃん」でお馴染み「暮しの手帖」の元副編集長、
二井康雄さんからのお誘いで、「フタイ×キウイの二人でイイ噺!」へ。

Photo 初めは、どういうメンバーかも解らなかったけど、私としては、二井さんの活動に興味があり、また、「真打の落語が聴けてお酒も飲める」なら!という軽いノリでした。(笑)

「不定期開催ですが、大の映画好きで落語立川流の真打、立川キウイ師匠の落語の後、映画や落語にまつわるトークを楽しんでいただきます。
<中略>
今回が6回目、キウイ師匠が大好きなホラー映画をマクラに、怪談噺に挑戦の予定です。残暑きびしい折り、笑って震える落語と、爆笑トークです。」

ここは、神田神保町の古書店、@(アット)ワンダーの二階「ブックカフェ二十世紀」。周囲を囲む書棚には、映画や落語などの本がぎっしりで、20席くらいのスペースはほぼ満席でした。

02 出し物は「怪談牡丹灯籠」。
私はホラーや怖~い話は苦手な小心者なので、笑える落語のほうが良いと思っていたら、古典落語の上品な表現が?爽やかな幽霊噺となり、充分楽しめました。

その後、二井さんとキウイ師匠とのトークショーで映画の話へと盛り上がる。→

二井さんは、どうやら師匠から慕われているようで、それと同時に参加メンバーたちもからも信望を集め、"さすが"です。

01 さて一服というところで懇親会、お店のマスターからビールやワイン、軽食が運ばれました。
何度も参加している方々の中で初参加の私などにもご親切にしていただき光栄です。
一人一人の自己紹介で盛り上がってきました。
右下の写真は奥様(小林さん)と和気藹々の二井さん~いいですね。↓

02_2 このような文化的な方々の集まりは、皆さん目的がしっかりしていて楽しい!
映画やテレビ関連、NTT在籍などIT系、NHK国際番組部女性ディレクターなどなど。

Photo_2 和服を着こなされた上方舞の桐崎鶴女(つるじょ)さんからは、外国人向けの名刺もいただきました(写真)。もらった外国人は喜んじゃうでしょうね。

この集まりはやはり「二井康雄の会」なのでしょう。
楽しいひととき、お誘いありがとうございました。(^^)v

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2017年8月25日 (金)

中国では村上春樹、渡辺淳一が大人気、でもその逆は?

小説では村上春樹、渡辺淳一が中国で大人気だそうで、発売されるや否や中国語の翻訳版も出るのでしょうが、逆に日本語に翻訳される中国の書籍はあまりに少ない。

Duantopそこに力を入れているのが私がお手伝いしている「日本僑報社」で、他の出版社では(採算を考えると?)なかなか出来ないことでしょう。→

さらには、中国語の翻訳家を育てる「日中翻訳学院」も経営しているのです。

先月、7年ぶりにお会いした千葉明(在ロサンゼルス総領事)さんが、このたび、こんな本を出します。

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日中中日翻訳必携 実戦編Ⅲ-美しい中国語の手紙の書き方・訳し方-

今日、表紙カバーの色校正が上がってきた段階ですが、e-shopに掲載し、ホームページのトップにもバナーを貼りました。

Photo千葉明(ちば あきら)氏は東大法学部卒。外務省中国課勤務後、北京大学、カリフォルニア大学バークレー校(修士)に留学…という経歴の外交官。 過去にこんな本も出していました。
著書「日中体験的相互誤解」(日中対訳版,2005年)、訳書「何たって高三!」(2006年)

しかし今回、中国語翻訳の参考書的な本を出すとは驚きでしたが、驚く無かれ、二回の在中国大使館勤務、東大教養学部講師(中国語作文)。通訳案内士(英,仏,中)、中国政府ビジネス中国語検定BCTレベル5(著者経歴より)

だそうで、これはきっと新感覚の翻訳参考書でしょう。
副題にある-「美しい中国語の手紙の書き方・訳し方」-なんて聞くと欲しくなります。

Chibaakira
私が中国語を少しでも解ればの話ですが…(汗、、、)

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