カテゴリー「書道・お習字」の420件の記事

2017年11月11日 (土)

今日の作業は、来年の干支「戊戌」を集字。

Photoお「習字」じゃなくて「集字」とは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
辞書的には、題字などに使うために、古人の書跡などから必要な文字をあつめること。

代表例は、書聖・王羲之の書跡を集め、唐太宗の文を石に刻した《集王聖教序記》。

201802近代の日本の例では,川端康成の遺稿中のペン字を集字拡大して,万葉歌碑を建てたものがある。(デジタル大辞泉より)

まあ私の場合は、「集字」と言っても作品ではなく、「戊戌(つちのえ・いぬ)」の二文字を集めて模写してみただけ、つまり単なるメモです。
(上の写真:右半分が「戊」、左半分が「戌」)

←左は、集字する前に自由に書いたもの。

実は、毎年干支の文字を依頼されるので、準備として古人の墨跡をたくさん探します。

特に「戊戌」は形が似通っているので、いかに変化を出すかが課題かな?と。

Photo_2そしてこの後、それぞれを身体で吸収し、模写ではない新作に挑戦するのですが、どんなのが出来上がるか!?

Photo_3先日書いたような「戊戌」ができちゃうかもしれません。
左右の写真は「戌」の字を62円切手に。

日本郵便で切手にしてくれるそうなので、その気になって考えたもの。(笑)
というわけで、こんなことも私の「書」の楽しみの一つなのです。(^_^)v

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2017年10月31日 (火)

来年は戌(いぬ)年、オリジナル切手の素案

Photoこれは素案ですが、来年の年賀状は、自分の切手を作ろうかな?
なんて考えて、先日書いた「戌」をモチーフにダミーを作ってみました。→

干支の切手は日本郵便で毎年いろんな書家の「書」を発行してますが、
気に入ったのが殆んどない。

それなら、自分だけの切手を作りましょう。(笑)

実は日本郵便でオリジナル切手を作ってもらえるのを知ったのは、日本僑報出版社が新刊書籍の表紙の絵柄をそのまま切手にして、e-shopで売り出したのを知ったから。(下の写真)

Photo_2←李徳全オリジナル切手http://duan.jp/item/ri-stamp.html

新刊『李徳全――日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性』
http://duan.jp/item/242.html

こちらが、注文できるオリジナル切手作成サービス - 日本郵便 - 郵便局 - 日本郵政
https://kitte-shop.post.japanpost.jp/

しばらく見てまた気が変わるかも知れませんが、今日のところは、ちょっとの思いつきでした。(^_^)v

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2017年10月19日 (木)

来年(2018年)の干支は、戊戌(ぼじゅつ)。

来年の干支は戊戌(つちのえ・いぬ)、「ぼじゅつ」は音読みです。

2018戊戌は、十干の「戊(つちのえ)」と、十二支の「戌(いぬ)」との組み合わせ。

実は、戊戌の二文字をみてすぐに思い出したのが
唐時代の能筆家、顔真卿の祭姪文稿(さいてつぶんこう)。下の写真↓

これは、甥(姪)の戦死を痛みながら記した草稿ですが、悲しみの感情が顕に滲み出た素晴らしい書。
つまり、下書きだからこその着飾らない筆跡は後世お手本として伝わっているのです。(お習字では必ず習う)

Photo_2それとは関係なく、毎年年末に頼まれる干支の文字のイメージをと、気ままに書いたらこんなのができた。↑

これは祭姪文稿の臨書ではなく、私の潜在意識の中にあるイメージのままを書いたもので、落書きっぽく遊んでみました。(笑)

同時に、戊と戌は字面が似すぎているため、どう表現するか?
最近は北魏の「碑学」も飽きてきたので、本来(正道?)を見直すべく、いろいろ考えるのも楽しい、まあ今日はウォーミングアップです。(^_^)v

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2017年10月 8日 (日)

壁に書かれていた王羲之の「姨母帖」と「初月帖」!

梁祝(リャンチュウ)(梁祝愛情故事)は1500年以上昔の東晋(AD317~420)の頃の話。その伝説の真実性を追い、書籍等で日本に伝えた最初の研究者が渡辺明次先生。

Photoそして右の写真は、昨年春に渡辺先生と訪れた(浙江省)上虞市にある「祝家テーマパーク」資料館の展示物。
一瞬、男の人形にドキっとしましたが…(笑)
この地こそ(悲劇のヒロイン)祝英台の生家。手前の人形は父親(叔父かな?)。
それより私は、背面の壁の「書」が気になって写真を撮っておいたのです。

Nishikawanei_2今日は書の研究の一環で、西川寧先生の著書『猗園雑纂(いえんざっさん)』を読み直すと、「晋人の墨蹟」の項の文中に出てきたのが、王羲之の「姨母帖」。(下の画像)↓

02そうだ、思い出した。あの壁の「書」の右半分はこの「姨母帖」の模写でした!
大意は「11月13日、王羲之は叔母の死を礼拝しつつ、悲しみ、途方にくれている」(咸和5年、羲之24歳の時らしい)
しかし、良く見ると、右から3行目の「姨母(おば)」が、壁の書のほうは「姨女」になっている!
ということは、勝手に勘ぐると、(悲劇のヒロイン)英台の死を痛んで「姨女」に代えたのではないかと?
「姨女」なんて言葉は無さそうだけど…、と言って間違えた訳ではないでしょう。

Photo_2←左半分(初月12日…)は、やはり王羲之の初月帖(しょげつじょう)
大意は「本人が病で弱っている近況」(王羲之が官を辞した53歳以降の晩年の書)とか。

王羲之は、真に「梁祝愛情故事」と同じ時代に、この地域に生存していたわけだから、これらはそれを意識して造られたのでしょう。

Photo_5ところで、『猗園雑纂』を読み続けると、24歳の時に書かれたというこの「姨母帖」の書法は、書聖(王羲之)の数々の名筆には見られない当時の流行文字!?

右の写真は、新疆で出土された「李柏尺牘稿」ですが、
李柏という王羲之と同時代で正史にも名のある人の書で、「姨母帖」と同類のところがある最も素晴らしい行書風の一枚。
つまり「姨母帖」を愛するものは、王羲之中年の頃の、古意が多く最も行書風のこの真髄を味得すべきであると。

さすが現代書の巨匠(西川寧先生)、私の書の幅を広げる意味でも良い勉強になりました。(^_^)v

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2017年10月 2日 (月)

渡辺明次先生、中国・蘇州に招かれ私の"書"を披露!

写真は先週中国から帰国された渡辺先生、出国前に私が揮毫した"書"(孟姜女口承伝説)をお披露目くださっているところ。

Photo先生が10年前に出した本「孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集」の題名ですが、
このたび蘇州にて「渡辺明次を囲む座談会」が行われ、写真を送っていただきました。

何か、若い女性ばかりですね~!(笑)

下の座談会の写真、正面のスライドには『「中国伝統文化的伝播者」日本学者渡辺明次先生座談会』とあります。

Photo_2確かに、中国伝統文化の伝播者ですね!

でもこの座談会は、渡辺先生のために組まれた分科会であって、
蘇州に招かれた第一の理由は、現代蘇州の口語長編叙事詩『常徳盛』シンポジウムに参加すること。

渡辺先生自らブログに詳しく書かれましたが、
『常徳盛(じょうとくせい)』とは、貧しい農民であった常徳盛氏が築き上げた豊かな理想の農村の話、中国共産党・習近平の新農村運動の一環でその旗手と掲げる。

常徳盛氏は現在74歳、生存中なのに記念館や伝記があり、そのシンポジウムでした。
実は、この伝記を今回渡辺先生を招いた馬漢民氏が書いているのですが、
お二人の関係は私も先日のブログで紹介しました

Photo_3
結局、馬漢民先生は渡辺先生にこの本の日本語翻訳を依頼したそうです。
(蘇州で出版する予定)

ああ、中国人との付き合いは個人と個人の信頼関係を得ることで全てが上手くいくのでしょう。(^_^)v

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2017年9月12日 (火)

渡辺明次氏(著・編・訳)の「孟姜女口承伝説集」。

梁祝(リャンチュウ)先生こと渡辺明次先生は、『梁祝愛情伝説』の3部作
ほぼ同時期(2008年)に『孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集』も出版していました。

Kimg0051_2
その題字を頼まれ揮毫し、渡辺先生宅に郵送。本日届いたそうです。↑

Photo「孟姜女」とは「梁祝」と同様、中国では誰でも知っている中国4大愛情故事の一つ。

私も大雑把に拝読しましたが、何と、536ページの分厚い本なのです。→

下の写真は「人民網」に掲載された渡辺先生。

Photo_3この本は、一般に出回っている「孟姜女」物語(愛情悲話)とは違って、渡辺先生が実際に中国各地を足で回り、
物語編、歌謡編、起源に関する論文編、掲示・石碑文編、調査記録編と多方面から真意を探り続けた内容で、単なる昔話本ではない。

Photo_4それが10年近く経った今、この本の前文を書いてくださった、蘇州の馬漢民先生が東京へ資料探しに来日されたのです。つい先月の出来事でした。

訪日の目的は、明代の著名な文学者(蘇州の人)で馮夢竜(ふうむりゅう)の記念館開設準備のため。
そこで渡辺先生は、神田・神保町や国会図書館に同行し資料集めを手伝ったという。

Mokyojyo_2渡辺先生のような日本人特有の丁寧な対応が相手の心を掴んだのでしょう。来週、この馬漢民先生に蘇州に招かれて訪中することになったそうです。
旅費もすべて招待だと!中国人の義理堅さは半端じゃない。(笑)

私も過去の経験で味わったことが幾度かあったので、嬉しいこと。

←ところで、左の書は9年前(2008年)に私が揮毫したものですが、今ながめて見ると当時は北魏の楷書(竜門石窟の碑文などの文字)に凝っていた時代だったな~
などと、懐かしいものです。

今回の書も現地で何らかのお役に立てばと、有意義な旅をお祈りしています。
お気をつけて行ってらっしゃい(^^)v

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2017年9月 9日 (土)

「小津和紙」で手漉きの画仙紙を買う。

Photo_4「小津和紙」は日本橋 和紙の専門店で、創業は何と承応二年(1653年)。
もちろん書道用紙も売っているけど、他の和紙にも書きたくなったので、
久々にお店を覗いて見ました。

ここのホームページを見ればわかるとおり店内を見て回るだけで楽しい。

お店に入るとすぐ、以前から手漉きの実演コーナーがありますが、
その横でお会いしたのがかわいいロボット(NECのペッパーですか?)↓

Photo_2たぶんレンタルでしょうけど、アナログとデジタルがマッチしていて、伝統あるお店にしては"粋"ですね。

美しさに見惚れ、手触りを確かめつつも、結局、手漉きの半切画仙紙を購入してしまいましたが、
今度時間ある時にたっぷり研究しましょう。

さて、梁祝(リャンチュウ)先生でお馴染み、渡辺明次氏のもうひとつの著書「孟姜女(モウキョウジョ)口承伝説集」の題字を頼まれているので、今日はその準備です。

Photo_5これらは中国4大愛情故事の2つで、今年と昨年春に「梁祝」ゆかりの地から招かれたのと同様、
「孟姜女」の地?からも今月下旬に招待されたそうで、私が題字を揮毫したら持って行かれると言うので光栄です。

さあ、明日の日曜日は書道創作タイムを予定に入れました。(^^)v

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2017年7月27日 (木)

天を敬(うやま)い、人を愛する

またまた色紙に揮毫して欲しいと頼まれたけど、何にしようか。

07以前に良く書いた敬天愛人(けいてんあいじん)を書いてみました。→
この"愛人"だけ見て疑念を抱いちゃいけません。読みは"人を愛する"です。(笑)

先ずはこの句の説明をしましょう。
敬天愛人(天を敬(うやま)い、人を愛する)
西郷隆盛が好んで何枚も揮毫したという四字成語。
もとは、清の4代皇帝、康熙帝(こうきてい)が「敬天愛人」という扁額を書いて、キリスト教会に与えたことがあるのが起源と言われている。
※『西国立志編』の共訳者、中村正直( 敬宇)の造語という説もあるが怪しい。

Tsukawork左の写真は、5年前に銀座のギャラリーに出品した時のもの。
しかし今回の場合、色紙のような小さいのに書くのは初めてのせいか?ちょっと平凡(ありきたり)になったかな…?

ところで実は、今度の日曜日は「漢語角」10周年(第500回)というおめでたい会となるので、参加しますが、その賑わいに題字を書いて持って行く予定なのです。

今日書いた色紙もそこに間に合えば良いのでGoodタイミング。
さあこれで、今週末の準備は完了です。(^^)v

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2017年7月23日 (日)

「毎日書道展」の招待券が届いた。

Photo_6第69回「毎日書道展」に初出品で初入選されたという須藤さんの記事を書きましたが、ご本人から招待券と手紙が届きました。

さすが日本一のマンモス書道展となると、展示会場も国立新美術館と東京都美術館とに分かれます。
招待券はどの期間でも全て入れるよう4枚つづり付き。(笑)

須藤直美(雅号:惺香)さんの作品は一般公募の入選なので、上野の東京都美術館。→
東京都美術館は、たいていどこかの団体が書道展や絵画展をやっていますが、今会期中は「毎日書道展が全フロアを埋めている感じです。

Photo_2それでも、ここに展示されているのは東京都出品のみで、地方の出品作は、その後10月下旬まで全国各地で開催という大スケール。

さらに六本木の国立新美術館では、役員と受賞者の作品が展示されるので大作ばかりでしょう。それも前期と後期に分かれるので全ての作品点数を算定すると気が遠くなる数。
と、いうことは、毎日新聞社にとって貴重なドル箱!(失礼)

なんだかんだと言っても、日本の「書」の世界の活況ぶりは大変なものです。

趣味で書を志す方々にとって、入選、さらに受賞の喜び、段位獲得など自信をつける楽しみが多いのも事実で、上手く考えられた日本独自のシステムでもあります。

とは言うものの、須藤惺香さん、この喜びをバネに今後ますますの上達が楽しみ。
おめでとうございました。ヽ(^o^)丿

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2017年7月 2日 (日)

藤井四段に触発されて?私も扇子に一筆。

天才棋子、藤井四段の「大志」に触発され?私も扇子に揮毫しました。(笑)

02篆書(てんしょ)で、表面に「記載人類文明」、反対面に「溝通世界文化」。
これ、開くと左右60cmもある大扇子。

実は、以前に「書」のお礼にと、中国の方から頂いた大きな扇子があるのを思い出したのです。

02_2これ、もともと文字の輪郭が薄く印刷されているのです。
だから正直言うと、その上を墨でなぞっただけ、塗り絵みたいなもの。

この書は整い過ぎてて私の字ではない。逆に自由に書こうとすれば、下地の輪郭線からはみ出て汚ならしいし、ま、こういうものなのでしょう。

それより、扇子は折れ目が書きにくいので変な部分に集中しました。
さあ、この夏はこれを片手に出かけますか!(^^;ゞ

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